1.顎関節症 音が鳴る原因
口の開閉時にカクッと顎の音が鳴るのをクリック音とか関節雑音と言われます。
この関節雑音は、痛みはなく音だけがするタイプと痛みを伴うタイプがあります。
ただし、痛みがないからといって放置していると痛みを伴うようになり口をあけると痛みが発するようになります。
この音がなる関節雑音の原因は、関節円板のズレです。
関節円板とは、上顎と下顎の骨がぶつかることがないように間にはさまっている靱帯のような組織です。
この関節円板が口の開閉時に顎の動きをスムーズにする役割を担います。
関節円板がズレる原因は、
継続的に顎に強い負荷がかかっていたり固い物を噛んだ瞬間に強い圧力が加わったり顎を強打したりしたときに前側にズレることが多いです。
ズレた関節円板は口の開閉時にズレたり戻ったりを繰り返します。
このとき口の開閉時にカクッと音がする瞬間に下顎が左右にぶれるような動きをすることがあります。
この段階では顎に違和感は感じるものの痛みまでは発しないことが多いです。
痛みがないからといって放置すると関節円板のズレが戻らなくなり口があけられなくなったり痛みが強くでたりします。
若い方に多い顎が鳴る顎関節症
臨床経験上、顎が鳴るという症状は10~20代の比較的若い方が多い印象です。
要因は、長時間の不良姿勢によるスマホやパソコンと思われます。
不良姿勢は継続的に顎関節に負担をかけるため関節円板がズレたり戻ったりという現象を引き起こすと思われます。
2.顎関節症の放置はさまざまな不調の原因に
顎関節症で顎が鳴るような症状がでても痛みまではでないと放置してしまうことがあるでしょう。
また、歯科でマウスピースをつくってもらい装着していても症状は変わらないのであきらめて放置している方も多いですね。
音はするけど痛みはないという状態は長期間になることもあり、関節円板がズレたり戻ったりを繰り返している状態です。
しかし、口の開閉時にカクカクしている症状が続くと顎周りの筋肉の拘縮、顔のゆがみ、斜頸、頭痛、耳なり、三叉神経痛、自律神経失調症など
さまざまな不調が発症する要因になります。
また関節円板がズレたまま戻らなくなったり、関節円板が変形してしまうとある日突然、強い痛みと口が開かなくなってしまうという症状がでます。
朝起きたら口が開かなくなってしまったということが実際におきます。
3.顎が鳴る症状の対策
顎の関節雑音がするということは顎関節の関節円板がズレているということです。
この関節円板のズレをもどしてズレないようにすれば関節雑音はなくなります。
ご自身でできる対策は、顎を少し上に向かって動かす動作と顎を突き出す動作をするだけです。
顎の構造は下顎が頭蓋骨にぶら下がっているような感じになっています。
そして周りの咀嚼筋で下顎を動かして口を動かしています。
物を食べるとき話をするとき下顎を動かします。
これを逆の動きをします。下顎を手で固定して上顎(実際は頭蓋骨)を上に動かします。
この動作を数回おこなっているうちに音がなくなることがあります。
つまり関節円板のズレがもどるのです。
症状が軽かったり初期の段階でしたらこれで治ります。
この動作で効果を感じなかったら下顎だけを突き出すように口を開けます。
口を開けるのが痛かったら下顎を突き出す動作だけでもいいです。
関節円板は前にズレるので下顎を突き出したりもどしたりする動作で正常な位置にもどることがあります。
この二つの動きを根気よくやってみてください。
顎の音が消失する可能性があります。
ただし関節円板が完全に変形してしまった状態だと効果はないと思います。
この動作で顎が鳴らなくなっても咀嚼筋の拘縮や頭蓋骨、頸椎のゆがみはそのままなので再発したり痛みがのこっていたりします。
やはり根本解決には整体施術と上記の2つの動作の併用がベストだと思います。
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のぞみ整体院
この記事を書いた人
平成19年松本市沢村で開業。
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